論田・熊無の藤箕製作技術
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藤箕は100%天然の素材から作られています。
フジの皮(トイソー)
フジ
ヤダケ
山桜の皮
ニセアカシア
藤箕の材料は、富山県内および能登地方の山林で、全て自分たちの手で採集しています。ただし、凶日とされる八専の日には採集しません。
トイソー切り(6月~7月)
指の太さ位のフジを選び、皮だけを採集する。
煮沸後、電動の圧延機でつぶし、二日間の天日干しの後、冬まで保管する。
フジ切り(10月~11月)
立木や藤蔓によじ登り、鎌を使って藤箕づくりに適当な太さのフジを高所で切り落とす。
切り落としたフジは適当な長さに切って紐で縛り、運ぶ。
ヤダケ切り(11月)
ヤダケの竹林に入り、2年以上の竹を選び、鎌で切って葉を落とす。
運び出したヤダケは、藤箕の大きさ毎に決まった寸法に電動丸鋸で切る。
山桜の皮剥ぎ(6月~7月)
刃物で縦にすじをいれて、両手でそっと剥がしていく。
皮を一部剥いでも桜は枯れません
採集した藤箕の材料は12月から1月にかけて加工します。
ヤダケ割り(12月)
ヤダケをナタで割った後、天井に作った棚で約20日間乾燥させる。
ヤダケへぎ(12月)
専用の電動へぎ機を用いて、乾燥させたヤダケの皮を薄くへぐ。
フジを叩く(1月)
フジを藤叩き機で満遍なく潰す。
フジを延ばす(1月)
電動の圧延機にかけ、藤を完全に延ばし、扁平にする。
藤箕の編み込みと組み立ては1月に行います。ここでは大箕の製作工程を紹介します。
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