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脈々と受け継がれる
伝統の技
富山県氷見市の論田・熊無地区では、山野に自生する植物を巧みに利用した藤箕(ふじみ)の編み組み技術が今日まで受け継がれてきました。地域の生活に深く根付いてきたこの伝統を絶やさぬよう、私たちは藤箕づくりの技術の伝承に努めています。
藤箕は、穀物の脱穀、選別、調整、運搬等に使用される便利な道具として主に農家で利用されてきました。その製作は、古くから氷見市の西部に位置する旧熊無村の論田、熊無集落において盛んに行われてきました。
論田、熊無の藤箕は、ヤダケ(矢竹)の皮を細長く剥いだものを経(たて)に、叩いて柔らかくして年輪ごとに剥がしたフジ(藤)を緯(よこ)にして織り込む、ゴザ目編みの箕です。
かつては、論田、熊無の両集落集落と合わせた約230戸の内、寺、教員、役場勤め等を除く約200戸で藤箕作りが盛んに行われていましたが、農業の機械化等により、需要が大きく減少し、平成22年には、論田地区のみで9軒が藤箕作りに従事しています。
当サイトでは、氷見地域に伝わる代表的な手仕事の一つである「藤箕作り」の歴史と現在の製作過程について紹介します。
新着情報
論田・熊無の藤箕製作技術
東京文化財研究所YouTubeチャンネルより
藤箕~伝統工芸の魅力~
氷見市公式YouTubeチャンネルより
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